妻が家を出ていくという状況は、多くの夫にとって突然のように感じられます。しかし、妻にとっては、これまで積み重ねられてきた不満やストレスの結果であることが多いのです。
妻が家を出ていってしまった、、、離婚を切り出された夫が取るべき対応
愛知・名古屋を中心に春日井市などでも離婚相談できる離婚あんしんサロンより、妻が家を出ていってしまったとき、離婚をつきつけられたとき、いきなり離婚調停の申し立てをしてきたとき、弁護士を入れてしまい直接話が出来ないときなどのとき、どのように対処すべきか、どのようなことをすれば改善できるのか、修復をめざすのであれば、どのような対応をしていくべきかを、わかりやすく解説いたします☝
① 妻が家を出た理由を考える
妻が家を出ていってしまうという状況は、多くの夫にとって突然のように感じられます。しかし、妻にとっては、これまで積み重ねられてきた不満やストレスの結果であることがほとんどです。それまえにも何らかのサインが必ず出ているのですが、それを夫側は気づいていないことがほとんどなのです。
妻は「この夫には、これ以上言っても(サインを出しても)無理!だからもう家を出よう!」といった心境にまでなっていますので、ほとんどのケースは、簡単に戻ってくるとは思わず、慎重に取り扱うことが大切になってきます。
この状況に直面したとき、まずは感情的になるのではなく、冷静に原因を考えることが大切です。
☝ 主な理由の一例
- コミュニケーションの欠如
夫婦間の会話が減り、互いに理解し合う努力を怠っていた場合、妻は孤独感や疎外感を感じることがあります。特に、子供の赤ちゃん期や乳幼児期は、子供に栄養も体力も日々取られてきた妻側の「話を聞いてほしい」「大変さを共感して欲しい」という気持ちがより強い時期であることに対して、夫側は、家事や特に育児への関わり方がわからないストレスや、年齢的に仕事の責任が重くなってくる時期もあり、お互いに一番コミュニケーションをとったほうが賢明な時期に、コミュニケーションが取れないことがよく発生します。
忙しくて、わかってはいるけれど、取れていない、、、という認識のある夫であれば、まだ修復の余地がありますが、いわゆる「グレーゾーン」の夫のケースは、改善が見込めないことも多々あります。あなたはグレーゾンでないかどうか、今一度チェックしてみましょう。
- 感情的サポートの不足
妻が夫から感情的な支え(共感性)を感じられないと、次第に距離が広がり、最終的には家を出る選択に至ることがあります。上記同様に、妻側の求める共感性や、話したことに対する反応など、妻の期待を裏切ってこなかったか、今一度確認してみると良いでしょう。
男性の脳と女性の脳1つとっても、その構造は異なります。妻は「話が聞いてほしかった、、、」というときなのに、男性側は「だったら、こうして、ああして、そうすれば、解決できるよ!何でそんなことができなかったの?こうすべきだよね?」などと、共感もなく解決やゴールへ向けて、成果へ向けた話に終始没頭するケースがよく見受けられます。
特に、子供が小さい赤ちゃん期~乳幼児期や小学校期あたりまでは、何かとお互いの距離感や役割を模索している時期でもあるので、妻側は常に夫に共感を求めたい状況は顕著にあります。
そのような期間に、夫として適切に対応できていますか?
- 家事や育児の不平等
家事や育児の負担が一方に偏ると、そのフラストレーションが蓄積していきます。夫婦関係において、これが大きな問題となり得ます。良く起こりがちなのは、妻側が大きな家事育児の負担を負っているにもかかわらず、その大変さを正確に理解できていない結果、夫側が「おまえは1日家にいて、いいなぁ。時間があって、、、どうして部屋がこんなに汚いの?俺が帰っきたときくらい、もう少し清潔に保ってくれよ!!」と言ってしまう夫、、、妻の家事育児の大変さを、もう少し世の夫は理解しなければなりません。また、仕事や趣味と、外に向けて活動したい女性が増えていることからも、夫の家事育児への関わり方や、そのウェイトは、昭和のそれとは大きく変動しているのです。
- 助けて欲しい時にサインを感じ取れていなかった
妊娠期や出産期、あるいは風邪やコロナで妻の体調が悪いときや、不妊治療で体にリスクのあるとき、あるいは、親の介護や相続で疲弊しており、ゆとりが完全になくなり、わらをも掴む思いでヘルプサインを夫に発信したなどは、妻にとっては、『 命にかかわるとき 』『 将来に関わる重要な場面 』にあたる重大なポイントです。
妻の心理は、「普段なら仕事などで忙しくて相手をしてくれてなくても、こんなときだけは助けてよ!!!」という思いがあり、命や将来に関わる重大な場面ですら、目の前のこの夫は助けてくれないんだ、、、という悪い悟りの境地に妻は入り込んでしまうのです、、、もうこの男には頼れない、、、と信頼が大きく崩れてしまうことになるのです。
- 生活保障(稼ぎ・お金の面)での認識のギャップ
夫側が認識している給料や生活に必要となるお金や、その『 ゆとり 』度の感覚が、妻側と大きく実はギャップがあることは、よくある夫婦間のテーマです。夫側は、そんなに重大に受け止めていないケースが多く、「大丈夫!大丈夫!頑張れば給料すぐ上がるから任せて!的な風土で、日常的にお金の節制をあまり出来ず、それでも羽振りをきかせる雰囲気があるケースがあります。一方、妻側は、「子供の先立つお金も必要だし、何かと子供の成長と共に色々な雑経費もかかるのよ!!!何でもっと稼がないの?節制出来ないの?」と実は不満がってるケースが多くあります。
これは、経済活動主体者(例えば夫)と家事育児主体者側(例えば妻)との間に、認識の大きなギャップがあることにより起こります。
夫は悪い意味で『楽観的』なため、何とかなるくらいの気持ちでいますが、一方、妻は、子供や家事に時間を取られる結果、直接経済活動による収入をコントロールできない立場のため、夫にそれを頼るしかない立場ですから、当然、お金や生活保障に対する『 不安 』『 慎重さ 』は半端ないことはいうまでもありません。
そこの大きなギャップが実はあり、妻は日頃から、経済的安心や生活保障面での不安やストレスを抱えやすいことを理解し、その不安感やストレスが積み重なっていないか、今一度チェックしてみることが大切です。ですから、過去に1回でも、借金が発覚したようなケースに該当する方は、あなたが思っている以上に、相手は未だにそのことを忘れておらず、むしろ、より慎重に、お金の動向に注視していると理解しましょう。借金の過去を挽回することは、実は大変で容易なことではないと認識して事にあたりましょう。
☝ 妻が家を出た理由を深く理解することで、今後の対応策を考える材料が得られます。ここで重要なのは、妻を非難するのではなく、彼女の視点に立って状況を分析することです。
② 感情的なショックにどう向き合うか
妻が突然家を出ていくことは、夫にとっては大きなショックです。最初に襲ってくる感情は、怒りや悲しみ、裏切られたという感情かもしれません。これらの感情にどう対処するかは、今後の行動に大きく影響します。
☝感情的ショックに対処するためのステップ
- 感情を抑え込まない
怒りや悲しみを無視したり抑え込んだりすると、後で大きなストレスとなって表面化することがあります。感情を受け入れ、自分の気持ちを整理することが大切です。ただし、そのまま相手にぶつけることだけは絶対にNGです。
- 信頼できる友人や家族に相談する
信頼できる人に感情を話すことで、自分の気持ちを整理し、少しずつ冷静になる助けになります。ただし、知人や家族と言えど、離婚や修復のプロではありません。助言をうのみにし過ぎて、そのまま行動されることは一切NGです。一所懸命あなたのために考えてくれて、少ない経験や周りの情報から、最善と思うアドバイスをくれることには、大いに感謝しましょう。
- カウンセリングを検討する
感情が抑えきれない場合や、深刻なストレスを感じている場合は、専門家のカウンセリングを受けることが有効です。専門家は感情の整理を助け、次のステップを踏むためのサポートをしてくれます。特に、感情の整理と、法的な整理、手続の整理など、検討すべき事項をすべて整理してくれる専門家が最適だと言えるでしょう。
名古屋の離婚あんしんサロンは、司法書士(法律家)とカウンセラーが主体で運営する相談窓口ですので気持ち・心の整理と法律・お金・手続の整理まですべてのご心配事項を1つの窓口でできる窓口です。まずはお気軽にご問合せ下さい。
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③ 離婚回避や関係修復のためにできること
妻が離婚を切り出したとしても、関係が完全に終わったわけではありません。夫婦関係を修復したい、離婚を回避したいと考えるのであれば、ここでの対応が非常に重要です。
一見無理かと思われる状態の案件でも、離婚あんしんサロンは、多くの案件を、修復方向に導き・解決を図れた経験やノウハウを有しています。ここでの対応が方向を決めてしまうといっても過言ではありませんので、しっかり確認して参りましょう。
☝ 修復のためにできる具体的なアクション
- 相手を非難せず、対話を試みる
感情的にならず、妻と冷静に話し合うことが大切です。なぜ家を出たのか、妻が何を感じ、何を望んでいるのかを聞く姿勢が必要です。自分の感情や意見を伝えるだけでなく、妻の気持ちにも耳を傾けることが関係修復の鍵となります。なお、既に会ってくれない、相手に弁護士を入れている、、、などの状態でも、解決方法はあります。
奥様の心情は、合えばまた同じような雰囲気にしかならない、、、合うと大きなストレスを感じる、など、それまでのたくさんの経験から、合わないと判断していますので、その頑なな状態から引き出すのは安易なことではありません。ただし、離婚(修復)あんしんサロンには、そのノウハウがあります☝
- 手紙を利用してみる
相手のペースで読んでもらえる書面とすることで、伝えたいことを伝えてみることが有効なことがあります。ただし、自分の一方的な内容になっていないかどうか、相手が読んだときに不快になったり、最後まで読み進んでくれないような内容になっていないかや、わかりやすくて、伝えたいポイントが端的に、伝わるような形で、余分な感情や自分側の意向が一方的に入っていないか、相手をリスペクトできている内容となっているかなど、『 最適な手紙 』になっているか、気をつけましょう。
離婚(修復)あんしんサロンは、最適な手紙を作成することに長けており、豊富な経験と解決実績を有しています。有料相談(15分2500円税別)の中で、電子ノートで最適な手紙をご一緒に作成させていただきます。(打合せ後、電子ノートのデータをプリントアウトまたはメールデータとしてお渡ししておりますので、そちらを清書してご利用いただけます。)
- 第三者を交える
話し合いが難しい場合、夫婦カウンセリングなど、第三者を交えた対話が効果的です。プロフェッショナルの助けを借りることで、問題を客観的に捉え、冷静に解決策を模索できます。
- 自分の改善点を見つける
妻が家を出た理由に自分の行動や態度が関係している場合、自己改善を図ることが大切です。コミュニケーションの取り方や家事への協力など、具体的な改善策を見つけましょう。
この作業は特に重要で、改善すべき論点がずれていれば、アプローチしても、相手の対応は変わりません。また、1度アプローチに失敗すれば、相手の気持ちは固まってしまうリスクもあるため、最初のアプローチがすべてを決めてしまうつもりで、相手が求める夫の改善をとらえ、かつ『 具体的に 』必ず改善すべきことや、謝罪すべきことをまとめていきましょう。
- 根気よく中期的プランで粘る
一度覚悟を決めた妻を、すぐに引き戻そうと、都合のいいことは考えてはいけません。妻なりに、済む重ねの中で検討に検討を重ねた結果の判断ですから、そう簡単には覆せないと考えましょう。ただし、最適なアプローチを継続することで、中期的に妻のがあきらめ、徐々に気持ちが戻ってくる、という作戦です。
- 状況によっては、義理の親・親族を巻き込んで
この方法が向いているケースと、向いていないケースがありますので、慎重に判断していきましょう。なぜなら、相手の感情を逆なでしてしまう可能性もあるからです。
相手と、その親の距離感や、将来起こりうることを正確に想定し、判断していくこととなります。
④ カウンセリングや専門家の助けを得る方法
感情的に難しい状況やコミュニケーションの行き詰まりを感じた場合、専門家の助けを得ることが非常に有効です。夫婦間の問題は、時に当事者同士だけでは解決が難しくなります。
☝ カウンセリングの種類とその効果
- 夫婦カウンセリング
専門のカウンセラーと共に、夫婦でセッションを行うことで、お互いの感情や問題点を解きほぐし、解決策を見つける場となります。第三者が介入することで、より冷静で建設的な対話ができるようになります。ただし、夫婦関係の距離感によっては、お互いに同席状態の場合、相手に遠慮したり、自分の本音を抑えて、本来の本質的な部分に踏み込めない結果、本質的な解決に至らないリスクが多い傾向になりますので、離婚(修復)あんしんサロンでは、夫婦同席の夫婦カウンセリングは原則おすすめしれいません。
- 個別カウンセリング
夫婦関係の問題だけでなく、個人の感情やストレスのケアも重要です。個別にカウンセリングを受けることで、心の整理や自己改善を進めることができます。夫婦の片方の方だけで、(ある意味相手には内緒で)カウンセリングを行うと、本来の個人の価値観や、本質的な根っこの性分に照らし合わせながら、夫婦間がどのような距離感であることが最善であるのかを捉え安くなります。
また、相談者個人の本音や、いい意味での建前など、客観的に見直していただける効果があるため、本来的かつ本質的な解決に向かうことのできる方法といえるでしょう。
離婚(修復)あんしんサロンは、個別のカウンセリングをおすすめしています。
また、司法書士(法律家)主体の相談窓口ですので、法的・お金の整理や、手続の整理も同時にできるため、すべての整理すべき論点が漏れなく整理でき、スッキリしていただけるカウンセリングですので、是非おすすめいたします。
⑤ 離婚に進む場合の法的・経済的な準備
もし関係修復が難しく、離婚という結論に至った場合、次に考えるべきは法的・経済的なことも準備・想定しておかなければなりません。離婚は感情的な問題だけでなく、法的な手続きや財産分与、子供の親権問題など、現実的な問題も伴います。
☝ 離婚に向けた準備のステップ
- 司法書士や弁護士への相談
法的な手続きをスムーズに進めるために、離婚問題を専門とする弁護士や、離婚関係の書面や手続きを良く扱う司法書士に相談することが大切です。財産分与や養育費の取り決めなど、法的に守られるべき権利や義務を確認しましょう。一般的な相場や、各種文献に載っているような情報は、インターネット上にも掲載されていますので、各ポイントごとには十分情報収集は出来ますが、総合的に、かつ、相手の状態も考えながら、適切に進めていくノウハウは、離婚案件の経験豊富な法律の専門家が適しています。
なお、弁護士は、相手との紛争性が強度で、感情を解くことが不可能な案件や、財産や権利が複雑で簡単に当事者間で整理できないようなケースに向いています。また、費用が比較的高額になる傾向があるため、弁護士を入れるかどうかは慎重に判断されるといいでしょう。
一方、司法書士は、お互いに出来れば大事にしたくない、財産もある程度お互いにわかっているし、名義変更や離婚協議書など、低コストで抑えたいときに向いています。感情のかけ違いで少し悪くなっていても、その後のやりとり方法を修正できれば、多大な時間や心労をかけて争うことは上手に回避できる方がほとんどです。
司法書士主体の離婚あんしんサロンは、法的なこと以上に、相手の感情・心情にフォーカスし、無駄に悪くならないような状況をつくることで、最小限の手間と費用、最小限のストレスで、夫婦関係の問題を解決することを得意としています。
- 経済的自立の準備
離婚後の生活に向けて、経済的に自立できる基盤を整えることが重要です。仕事の見直しや家計の整理を行い、将来に向けてのプランを立てましょう。
離婚したあとの収支の確認(フィナンシャルプランイング)や、生活設定(どこでどのような生活をするか)を明確化しておくと、安心して、前向きに進捗していけることにつながります。
ただし、まだ迷いがある場合は、納得できるまで、離婚あんしんサロンがご一緒に整理のお手伝いをさせていただきます。
- 子供の親権や養育費の取り決め
子供がいる場合、親権や養育費の取り決めも離婚手続きの重要な部分です。子供の最善の利益を考慮し、現実的な解決策を見つける必要があります。
以上が、妻に家を出られたとき、いきなり離婚をつきつけられたとき、いきなり離婚調停を申し立てられたとき、弁護士を入れて連絡をしてきたときの対処方法、対応方法、修復をするにはどのようなことをすべきかの対策となります。
離婚調停を申し立てられてときや、弁護士から連絡がきた段階の案件でも、最終的には離婚調停は不成立(また取り下げ)により中断でき、最終的には、話し合いで(会わずに手紙などによるケースも多い)円満離婚まで落とし込むことができた案件も相当数にのぼります。
最後まで希望をすてず、可能性が1%でもあるのであれば、離婚あんしんサロンは、修復にむけて最善を尽くします。また、可能性がゼロだとわかっても、無駄にわるkならないよう、いつまでも子供を通して良いお父さんとお母さんの関係が構築できるようなサポートに最善を尽くします。
この記事が、悩ましい状況にある方々にとって少しでも役立つものになることを願っています。